大山光学のフィルムスケール

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特許取得の開発品「フィルムスケール」の概要

東京都上池袋にある「株式会社 大山光学」は、フィルムスケールおよびロータリースケールの特許を取得しています。こちらでは、ロータリーエンコーダーを販売している企業様、各メーカーの開発者様に向けて、当社で開発した「フィルムスケール」に焦点を当て、その概要をご紹介しています。なお、詳細につきましては、当社までお気軽にご相談ください。

特許取得開発品「フィルムスケール」

一般的なフィルムスケールは、カメラのフィルムのように光を当てて現像。銀乳剤を使用しているため、その特性上、黒にしか使うことができません。さらに、銀乳剤の解像度は20ミクロンとされており、それ以下のスケール製作が難しいのが現実です。

また、フィルムスケール製作の際、プレスで抜いていることが一因となり、高精度のフィルムスケール製作に歯止めがかかっていました。当社では、自社で切断機を開発、使用することによってそのハードルを下げ、より高精度の製品を生み出すことができます。

当社が開発したフィルムスケールは、ロータリーエンコーダーおよびリニアスケールに利用いただける特許取得済みの製品です。フィルムベースの薄膜蒸着で作られたアルミ金属薄膜が施された部分に、精密なバターンをエッチングし、透明・黒色のカバーシートでアルミを保護。従来のガラススケールと同様の精度を誇り、フィルムスケールの特長を活かして最先端ロボットや医療機器、情報機器など、今後も幅広い分野での導入が期待されます。高精度のフィルムスケールをお求めの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

フィルムスケール
フィルムスケールのメリット・デメリット
メリット デメリット
  1. 硝子製品が主体で使用されていた物からフィルムに替えたことで、製品材料費が抑えられる
  2. 通常のフィルムベース(感光性フィルム・PET銀乳剤解像20~10μm)に比べ、硝子Crパターン(解像数μm)と同等の精密さを保持できる
  3. 外形加工が、プレス加工・レーザーカット加工・直線の場合は、カッターなど硝子に比べ加工費を抑えられる
  4. 硝子に比べ形状に制約がない
  5. 厚さを0.1mm~2.0mmと薄膜化できる
  6. 硝子に比べ軽量である
  7. 柔軟性を活かした装着が可能
  1. 熱に弱い
  2. 熱膨張係数が高い
フィルムスケールの改善点

当社では、セルロースナノファイバーという素材を開発中です。これにより、熱さに弱いフィルムスケールの耐熱性を高める効果が期待できるのです。

ガラススケールの代用が可能です!

当社のフィルムスケールは、すでにメーカー様から量産品としてご利用いただいております。フィルムスケールはガラススケールの代用品として導入することが可能です。その際、ご要望の仕様に対応することもできますので、ぜひご相談ください。

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